愛故の不安


情事後のこの気怠さと、熱が急速に冷めていく感覚は好きだ。
男としての罪悪感はやはり拭えないが、じんわりと全てが満たされていく。
ぐったりとシーツに沈み込んで目を伏せていると、そっと後ろから抱き締められた。
背中に感じる熱い胸元は更に眠気を誘い、空気に曝されていた肩にかけられる羽毛布団は気持ちいい。

「‥アスラン…」

「ん…‥」

項に吐息がかかりぴくりと身じろぐと、それを押さえ込むかのように腕の力が強まった。
前に回された腕に自分の手を添えて、吐息を漏らす。
ゆっくりと一度瞬きをすると、その目蓋は重みを増して俺の意識を更に沈ませた。
もう、眠れる…。そう思った途端に耳元で呟かれた言葉に、耳を疑う。
眠さのあまりの錯覚だと、思いたかったというのに。

「…子供が欲しい」

「……‥バカを言うな。俺はもう寝る」

振り切るように告げて、寝ることに意識を集中させる。
む、と唸る声が聞こえたが気に留めないことにした。

…した。したのだが、聞けと言わんばかりに肩を掴まれる。
深く溜め息を吐いてとりあえず振り返ると、想像以上に真摯な瞳とぶつかってしまった。
そのことにぐっと声を飲んで、腕の中で身体を反転させる。
じっと瞳を見つめ返して言葉を待つと、その唇はすぐにまた同じ言葉を放った。

「子供が欲しい」

「…俺もお前も男だが?」

すごく胸が痛い。ずきずきと悲鳴を発している。
最初からわかっていながら、何故そんなことを突然言い始めたのか。
苦しい。俺は男だ。
いくらこの身体に精を受けても、それはただ無駄になっていく。
互いに互いを想った時から、そんな望みを持つことは、俺達には許されていないのだ。
男が子供を産むことなど不可能だ。
そんなこと、わかっているだろうに、何故。

「……別れ話のつもりか」

「ふざけるな。俺は貴様の子供が欲しいと言っているんだ」

「っ…ふざけているのはどっちだ!!」

俺が男だから。それに対する当て付けのつもりなのだろうか。
それとも、世間体を気にしてのことか?
ジュール家の一人息子が、結婚もしないのはおかしいと。
跡継ぎが欲しいということなのか。
結婚して、子供が出来て…というごく普通の将来をこいつが描いていると言うのなら、そこに俺はいない。
本当に、何故こんなことを、突然。

「…すまん。貴様を傷つけたかったわけじゃない」

「っ…」

自然と溜まっていた涙を、しなやかな指で拭われる。
いつのまにか俯いていた顔を上げると、困ったような表情をしているのが見えた。
どうしてお前がそんな顔をする。
片腕は、未だ痛いほどに抱き締めてきて、首元に銀髪の髪が埋まった。
素肌にさらさらと掠める髪に擽ったく感じはするのだが、離してほしいとは思わない。
その頭に片手を回しながら、俺はイザークの身体の向こうを見ていた。
指先に髪を絡めて、緩く掴む。

「……すまなかった。もう寝るぞ」

結局、その一言で目を閉じた。
部屋の隅に広がる、果てしなく深い闇に目を背けて。
沈黙が、胸をちくちくと刺していた。





我ながら女々しいと思う。
朝、未だ軍に籍を置いている彼奴が起きたことに気付いていながら、俺はベッドから出なかった。
布団を頭にまで引っ張り上げて、潜っていた。
多分、いつものように朝食を準備して一緒に食べたとしても、何も喋れなかったと思う。
シュン、と玄関の扉が閉まり鍵のかけられた音を聞いてから、ベッドを下りた。
ひんやりと足の裏に感じる冷たさは、何故か気持ちがいい。
ベッド下に散らばる自分の服を身につけて、そのままリビングに行き、中を覗く。
居るわけがないのに俺は、自然とイザークを探していた。
何だか無性に寂しくなる。
リビングの机の上に置いてあった携帯を手に取り、彼にメールを送った。
今更だとは思ったが、行ってらっしゃいと。

「……子供…か…」

送信完了を知らせる画面をぼぉっと見つめながら、呟いた。
俺だって男だ。
愛する人との子供が欲しいと、産んで欲しいと思う。
だが、イザークは男だから、それは望んじゃいけないんだと規制を掛けていた。
彼奴も、同じように思ってくれていたのは、素直に嬉しい。
嬉しいのだけれど、辛い。
俺が女だったなら、喜んで彼奴との子供を産んだだろう。

「…馬鹿‥やろ…っ」

じわりじわりと心を侵食するやる瀬なさ。
男はどう足掻いても、自ら生命を生み出すことなど出来ないのだ。
摂理に背いているのだということを、改めて顔面に叩き付けられたような気がして、ぐらりと視界が歪む。
唇を噛み締めて、髪を掻き上げるように額に手を当て、しばらくそうしていた。
涙など流すものかと、必死に耐えた。
不意に顔を上げると、片手に握り締めていた携帯が光っていることに気付く。
ディスプレイには着信を知らせる表示、そしてキラの名前。
話す気分ではなかったが、仕方がないので出ることにした。

「――…アスラン?ごめんね、今平気?」

何となく、キラの声を聞くと心が落ち着く。
俺の雰囲気を感じたのか、気遣うようなそれだったからかもしれない。
以前は、人の雰囲気を敏感に感じ取るような奴じゃなかったのに。

「…あぁ、大丈夫だ。どうした?」

「今日暇なら、そっちに遊びに行ってもいいかな?」

「…プラントへ…?」

「うん。いや…あの、実はもう発着場に着いてるんだけど」

あははと控えめに笑うキラに、思わず笑ってしまった。
いいかな、という問いにもちろんだと答えると、キラは良かったと言ってまた笑う。

「今からここを出るから、一時間もしない内に着けると思うんだ」

「わかった。待ってるな」

そう言って通話を切ると、メールも届いていることに気が付いた。
開けば、やはりそこにはイザークの名前。
行ってくる。とだけ書いてあるそれに軽く息を吐いて、携帯は机の上に置いた。
そのまま寝室に行ってベッドからシーツを剥ぎ取り、洗濯機に放り込む。
機械が洗ってくれている間に俺はシャワーを浴びて、昨夜の痕を流した。
適当な私服を身につけた頃には洗濯が終わり、それを取り出して次は溜まった二人分の洗濯物を入れる。
何となく晴れやかな気持ちになったような気がしたが、心の奥ではまだ、昨夜のイザークの言葉が燻っていた。

庭に真っ白なシーツを干している途中、不意に、まだ自分が朝食を取っていないことを思い出した。
だが、そろそろキラが来る頃だし、洗濯物もまだ終わっていない。
昼食と一緒に取ろうと考えて、空になった籠を持ち家の中に戻った。
残りの洗濯物は、まだ機械の中で回っている。
庭に続く窓辺に腰掛けて、しばらくの間、色の無い風を受けて時間を潰した。
地球と何ら変わりなく造られたこの世界の中でも、人というのは何とちっぽけなのだろうか。
自然を操り暮らすその日々が、すでに自然の摂理を破っているのだとしても、俺がこの身に生を受けることは不可能なのだ。
煌々と光る太陽を見つめて、目を細める。
夜には月が昇り、本物の星達がその周りを埋めていた。

「……イザーク…」

早く夜が来ればいい。
そうすればお前は、俺の隣に戻って来てくれる。
ちょうど、洗濯の終わりを告げる音が、俺の元に届いた。
少ししてから、重い腰を床から引きはがし立ち上がり、再び洗濯機のところへ行く。
蓋を開けると、縺(もつ)れた洗濯物が生乾きのまま洗濯機の内側に張り付いていて、何だか滑稽だった。
今の関係にしがみついている俺。
だが、軍に戻ることもせず、イザークの家政婦の真似事をしている俺。
オーブにもプラントにも、居場所が無いような気持ちになって迷っていた俺に、一緒に来いと半ば無理矢理にここへ連れてきたイザークは、今の現状をどう思っているのか。
ただ、彼奴が帰って来た時にお帰りと言ってやると、すごく嬉しそうな雰囲気がひしひしと伝わってくるものだから、俺はそれでもいいかなと思った。
無理にいろいろやらなくていいと、出来ることから少しずつやっていこうと決めたのは随分前だが、あまりにも平和な日常ばかりが続いていて、本当にこれでいいのかわからない。
力を持て余していると、言われたこともあった。
書類や外交に追われることもない。
いつアラートが響くかもわからない状況に、いることもない。
緊張感の欠片もなくて、不意に不安になる。
増してや、昨夜のイザークの言葉を聞いて、俺はもう要らないのだろうかと思ってしまった。
彼奴が、そんなことを言うはずもないのに。

「…イ、ザ‥…」

ぽつ、と呟いて、籠の中へと移した洗濯物の中からシャツを取り出した。
いつもイザークが来ているシャツ。
だが、真っ白なそれにはもう、洗剤の匂いしかしない。
ぎゅ、と胸をわし掴みにされたような気分になってしまい、急いで庭へと出た。
寂しいと思ってしまった気持ちを打ち消すように、洗濯物を干していく。
後少しで終わると思った途端、呼び鈴の鳴る音がした。
籠を窓辺近くに置いて、インターフォンを取る。
久しぶりに見る顔がディスプレイに写り、思わず頬が緩んでしまった。

「キラ…」

「アスラン?久しぶり」

「今開けるから、待っててくれ」

わかった、という声が聞こえるのと同時に通信を切る。
小走りで玄関に向かいロックを解除し、扉を開けるとそこには変わらないキラの姿。
ラフな格好で肩から鞄をかけている様子からすると、こちらに長く滞在するわけではなさそうだ。

「アスラン、元気だった?」

にっこりと笑いながら問い掛けられて、曖昧に笑う。

「あぁ、まぁな…。とりあえず、上がらないか?」

微妙な答え方になってしまったと自覚しながら、俺はキラを招き入れた。
そのまま靴で上に上がりそうになる彼を制して、スリッパを出すことで靴を脱げと促す。
俺もイザークも靴のまま生活することに慣れてはいるが、床が傷付くのを嫌っているのだ。
そうしてとりあえずキラをソファに座らせ、俺は窓辺に置いた籠を持って庭に出る。

「悪いな、キラ。すぐ終わるから待っていてくれ」

「気にしないで、アスラン。突然来ちゃってごめんね?」

軽く言葉を交わしながら、手早く残りの洗濯物を干して室内に戻ると、光差し込みカーテンはためくリビングのソファでキラは、きょろきょろと回りを見つめていた。
何と無く昔のキラを思い出し、小さく笑ってしまう。
そんな俺に気付いたのか、キラはこちらを見て不満そうな顔をした。

「…‥何笑ってるの?」

「いや…根本的なところは変わってないな、と思っただけだ」

素直な感想を述べると肩を竦め、そうかもね、と言うキラ。
くすりともう一度笑みを零してその横を通り抜け、洗濯機の置いてある脱衣所まで行き、籠を元の場所に戻した。
風通しをよくするために全ての部屋の扉を開けたままにし、窓を開放する。
そうして再びリビングに戻り冷蔵庫の中を漁っていると、突然後ろからキラの声がした。

「…すっかり奥さんだね、アスラン」

「……それを言うなら旦那さんだ。離せ、キラ」

すっぽりとキラの腕に納まったまま、俺は息を吐いて冷蔵庫の扉を閉める。
何を作ろうか、とか考えていた矢先、少し予想していた彼の行動に邪魔されてしまった。
自惚れだと言われればそうかもしれないが、キラは俺のことが好きなのだ。
こうして突然、イザークが居ない時に訪れる目的は、いつも同じ。

「…アスランは、イザークのこと好き?」

「当たり前だ。愛してる」

そう問い掛けて俺の気持ちを確認し、キラは腕に力を込めた。
ぎゅっと痛いほどに抱き締められ、胸が苦しくなる。

「……そっか」

これだけ。キラはいつも、これだけのために地球からプラントへ来ている。
どうにも振り払うことなど出来ず、俺はいつも、甘んじてキラの気が済むまで身体を預けていた。
結局彼は、一緒に食事を摂ることもせず、直ぐに帰ってしまった。
ラクスと結婚するつもりなのだと、それだけ告げて。
結婚式は絶対来てねと言われ、俺は無条件に頷いていた。




バイバイと手を振るキラを見送って、やる瀬ない気持ちになりながら玄関の扉を閉める。
一人になった俺は、再び冷蔵庫を漁っていた。
これからやることを考えながら、最後に見たキラの笑顔を思い浮かべる。
きっと彼は、俺に引き止めて欲しかったのだと思った。

「自惚れもいいところだな」

自嘲の笑みを零してから、昼食の準備に取り掛かる。
有り合わせの食材で適当にざっと作った食事を、さぁ食べようと思った途端、またインターフォンが鳴った。
今度は誰だと思いつつ、座っていた椅子から立ち上がり呼び掛けに答えようとしたその時、待つことに耐え兼ねたのかロックを外す音がする。
驚き急いで玄関に向かえば、そこには任務に出ているはずのイザークがいた。
お互いにはっとして瞳を見開き、俺は直ぐに視線を逸らす。
ブーツを脱ごうと伸ばしていた手を止めたイザークと、二人でしばらく身を固めていた。

「…ぉ、帰り…早かったんだな」

「…‥たまたま前を通ったら、キラがここから出てくるのが見えた…それだけだ」

やっとのことで出した声はみっともなく震えていたが、返ってきた言葉に思わずそちらを見る。
いったいどういう理由なんだと思いながら、ブーツを脱ぎはじめたイザークを見つめたが、彼は眉間にきつく眉を寄せたまま何も言わなかった。

「任務は…‥」

「ディアッカに任せた」

恐る恐る声を絞り出してみるが、被せるように返事が返される。
会話が成立しない。
ブーツを脱ぎ終え室内に上がったイザークから少し距離を取り、俺はわかったと呟いてリビングへ戻る。
少し冷めてしまったペペロンチーノを前にして息を吐き椅子に座り直すと、追い付いたイザークに後ろから抱き締められた。
キラとは違う、いつも感じている腕に安堵する。

「…何も、されていないだろうな」

「…‥大丈夫だ、イザーク…彼奴は…」

「前に襲われかけただろう」

「っ…前の、話だ…」

ぎゅう、と腕に力が篭り、心配してくれていたのだということを悟った。
結果的に早退という形を取ったことで、明日は輪をかけて激務になることがわかっているのに。
キラに襲われたと言っても、あの時はたまたま何故かイザークの任務が早く終わり、服を脱がされかけただけだった。
リビングの床に両手を縛られ組み敷かれている状態で発見されたのだ。
あれ以来イザークは、度々キラと火花を散らしている。
だが、そんなことももう、心配する必要はなくなるだろう。

「……結婚、するって言っていた。ラクスと」

「…知っている」

「…そうか」

好きじゃない人と一緒になる、という感覚が、俺にはまだわからない。
イザークはいつも、全力で愛してくれた。
俺も、全力でイザークを愛しているから。
子供を産むことは出来なくても、幸せなんだよなと実感した。

「…イザーク」

「……‥昨夜は、すまなかった」

「…いいんだ。俺も、悪かった‥」

前に回されたイザークの腕に手を添えると、銀色の髪が首筋に触れた。
椅子に座っているせいで、低い位置にある俺の身体に重ってくる彼の頭に片腕を回し、ぐいっと引き寄せる。
中途半端に身体を屈めている体勢が嫌になったのか、引き寄せたにも関わらずイザークは離れていった。
熱が消えていく感覚に不満を持って後ろを振り向けば、いいタイミングで何かが唇に触れる。
イザークの唇だと気付いたのはすぐだった。
ちゅ、と音を立てて離れていくそれに、何故か気恥ずかしさを覚える。
咎めるような目で見つめると、何を今更と笑われた。

「…作るか?子供」

目を細めて問い掛けてくるイザークに、怒りを通り越して呆れてしまう。
まだ言っているのかと冷めた視線を投げ掛け、本当に冷め切ってしまったペペロンチーノに手を掛けた。
今度こそ、とフォークを持ち直して、おもむろに麺を引っ掛け口に運ぶ。
パスタを食べる時に立つ音を静かな部屋に響かせながら昼食を取る俺の隣に腰を落ち着け、イザークは真剣な眼差しを向けてきた。

「…貴様の母上の保存卵子の遺伝子を、貴様の遺伝子に組み換える。そこに俺の精子を入れて、受精させる」

「…‥そんなこと‥」

「可能だ。近親者の卵子ならば遺伝子構造も似ているし、そこまで難しいことではない。今のプラントの技術なら」

「……そして、人口子宮で育てていく…のか」

ぐるぐると、頭の中を考えが巡っていく。
イザークがあまりにも強く断言するものだから、本当に可能かもしれないかと思ってしまった。
だが、母の卵子を使わせてもらうのは気が引ける。
プラントは、健全な男性と女性は、精子や卵子を窒素保存するよう義務付けていた。
だから、父の精子も母の卵子も施設に保管されているはずだ。
本来は、名のある人達の遺伝子を残そうという動きだったらしいが、今では少子化が進んだ時のための切り札と言われている。

「…‥どうする。アスラン」

もうどうするか決めているくせに、白々しくイザークは聞いてきた。
俺の心もすでに、決まっている。

「…本当に可能なら、やりたい」

いつの間にかパスタを運ぶ手を止めて、俺は真剣にそう告げた。
受精卵を作ることに失敗したなら、命の種を殺すことになる。
だが、そんなことは今更だった。
今まで数え切れないくらい、俺とイザークは自然の節理に背いてきたのだから。

「…なら、手始めに義母上の卵子を盗みに入るぞ」

「……俺とお前なら、簡単なだ」

盗んできた卵子とはいえ、こんな計画に関わるチャンスなど皆無に等しいだろうから、これを実施してくれる研究者には事欠かないだろう。
ただ、俺の母の卵子が保存されている数には、限りがあるが。
互いに少し顔を近付け、そっと唇を触れ合わせた。
戯れるような口付けを離した途端自分の唇を舐めたイザークが、美味いと呟いてパスタを見る。
俺は思わず、皿を彼から遠ざけた。

「………あげないぞ?」

「…バカを言うな。もう済ませた」

呆れたように告げられた言葉に眉を寄せ、皿の位置を元に戻して食事を再開する。
自分で作ったにも関わらず美味しいと思いながら、パスタを平らげた。
じっとイザークに見られながらの昼食はあまり気が進まなかったが、彼は別段気にした様子も無く、飽きもせず楽しげにこちらを見ている。
何度か食事を中断し、何だよと声を掛けたが、彼はずっと、別にと呟いて返していた。

母上、知らないところで貴方の遺伝子が使われ、いつの間にか俺の兄弟が出来ていることよりも、貴方なら…俺とイザークのために使っていいと言ってくれると、勝手に思っていてもいいですか。




END




後書き


何だか結局甘い話になってしまいすみません(汗)
最後の受精卵うんぬんは、卵子と精子の染色体なんてたかだかxだかyだかが足りないだけだし、もしかしたらそのうちこんな技術も出来るんじゃないのでしょうか、という考えを生物の授業中にレモンさんと持ちまして‥実際有り得ないと思いますが、書いてみました。
続きについては考え中です。
濡れ場も書きたいですし、何よりも彼らの子供を書いてみたいなとも思うのですが。

レノアさんに謝罪します(汗)すみません。


まな
07.03.22